料理ができる子どもになって欲しいと願う高い意識を持った親御さんが
とても増えてきて
1カ月に2クラス(平日と土曜日)開催する予定で始めたこども料理塾ですが
既に初年度からクラスを5クラスに増設し、現在は8クラスで開催しています💖
こどもに対する家庭における食育の重要性をたくさんの方と
共有できる事をとても嬉しく感じています
こども料理塾は子どもが作る「弁当の日」が元になった料理塾です
見栄えのいい美味しい料理を作ることだけが目的ではありません
子どもが作る「弁当の日」とは
2001年(平13)、香川県・滝宮小学校で当時の校長(竹下和男先生)が始めた実践型食育活動です
基本的に学校で「弁当の日」を設け開催しています
きまりは3つ
①献立・買い出し・調理・弁当箱詰め・片づけまでを子どもだけにさせるため、親は手伝わない
②5・6年生のみが対象
③10〜2月に月1回で計5回繰り返す
これらすべてのきまりは子どものあらゆる成長が想定されたきまりです
ですから可児自炊塾で企画するこども料理塾も
基本的に最初から最後まで子どもがやります
その場で食べて帰らず家庭に持ち帰り、一家団欒の食卓で食べる
ここまでがこども料理塾です
もちろん、子どもはやったことが無い料理を経験
準備から片付けまで子どもたちが頑張ります
時間内に作れるように手順の説明、指示はしますが
危険がある時しか手出し口出しもしません
というか
先生という立場からアドバイスをしても
その指示に従うことはほとんど無いのです
何度も味見をしながら納得するところまで調整します
味見をしない子もいますがそれはそれで良いと思います
(して欲しいですけれど)
大人は「う💦💦」と思うような料理を持ち帰ってきた時が一番大切です
料理のアドバイスは子どもが求めてこない限りしてはいけません
心の声をグッと抑え一言「美味しいね」と最後まで食べきる
この繰り返しで親子関係、家族関係が深まる願いを込めて開催しています
子どもたちにとってレシピは必要ないのでレシピもありません
親御さんにもお伝えできません
明確なレシピが無いのです
レシピが無くても作れるようになるような作り方の練習を繰り返ししています
野菜や調理法、誰が作るか、誰と作るか、どんな心の状態で作るのかが
味に大きく影響を与えるからです
子どもの心はまだまだ不安定です
同じ料理を同じレシピで作ってもクラスによって味が全く違います
子どもたちに失敗をする、チャレンジする機会を与えること
子どもたちに最初から最後まで全部経験させること
子どもたちの料理が一家団欒の絆になること
そして
こども料理塾を卒業した子どもが
大きくなって悩んだ時に
親・家族とは違う人に
心の内を吐き出せる場所を作ること
こんな願いや思いを込めて開催しています
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